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小説「蜜蜂と遠雷」(恩田陸 作)

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【天才の視点から聴く音楽に陶酔する】●●●ユーザー  ルリユールのオススメBOOKS●●●

読み進めるごとに、音楽が目の前を、頭の中を、わたしを、包んで流れていく。

そうしているとふと気づく。そうか、私は今天才の耳で音楽を聴いているのか、と。

「蜜蜂と遠雷」はタイプの違う天才達と彼らを取り巻く人々の視点から、ひとつのピアノコンクールを描いた物語。実は浜松のピアノコンクールをモデルにしているらしい。

次々視点が入れ替わり、その都度コンクールの中で見える景色が変わる。景色だけではなく、音楽の感じ方も変わる。特に天才達の視点を借りる時は格別だ。自分自身では決して体験できない感覚に包まれる。残念ながら私の耳は悪くもないが、良くもない。だから実際の音楽を聴いても、感動こそすれ、それほど激しく心揺さぶられることはない。寧ろ文章だからこそ生で聴くよりも、音楽に酔いしれることができるのかもしれない。聴こえないはずの音楽を聴いた後の余韻をじっくり味わって欲しい。

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