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書籍「夜市」(恒川 光太郎)

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【今宵は夜市が開かれる】

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市って魅惑的な言葉だ。ついつい足が向いてしまう。人々がひしめき合うその中に、何か素晴らしいものがあると思うからなんだろうか。
子供の頃、後をくっついてくる妹が鬱陶しかった。夏祭りの途中で喧嘩をして、妹を置いて帰ってきたことがあったくらいだ。あの人混みの中から、どうやって家に戻って来られたのだろう。自分のしたことに今でも時折胸が痛むのだ。
この世ならぬ不思議な市場『夜市』に迷い込んだ小さな兄弟。真っ暗な闇の中に露店が並び、怖いのだけれど何かワクワクしてくる。ここでは望むものがなんでも手に入る。しかし何かを買わないと夜市の外には出られない。それがわかった時、もはや恐怖しかない。
さて、兄弟は夜市で何を買ったのか。時が経ち再び夜市を訪れる兄、裕司の望みは一体何なのか……子供特有の残酷さ、それ故の後悔の念や罪悪感など誰もが心に持つものに訴えてくるホラー小説。ぜひ一度ご覧ください。
妹は父が迎えに行ってくれていたそうです。ホッ。

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