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書籍「『岩宿』の発見 幻の旧石器を求めて」(相沢忠洋 著)

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【旧石器時代の発見者】

◆◆◆ボランティアスタッフ 吉田柴犬のオススメBOOKS◆◆◆

柴犬にとっては、子どもの頃に父親の本棚から発見したこの本を読んで衝撃を受け、何度となく読み返した。

男の子はみんなそうだけど、柴犬もツタンカーメンを発見したハワード・カーターのお話とか大好きだった。著者の相沢忠洋さんは、日本のシュリーマンとも呼ばれたらしいけど、日本にもこんなヒトがいたんだ、とうれしくなった。あ、そういえば、トロイアを発見したシュリーマンの話も大好きだったな。(=^・^=)

相澤さんの最大の功績は、関東ローム層から黒曜石の打製石器を発見し、旧石器時代の存在を初めて証明したことである。子どもの頃からの夢を実現するため、わざと定職につかず、納豆などの行商をしながら、ひとりで発掘を続けた。経済的にも相当に苦労したことがうかがえる。当時の保守的で閉鎖的な考古学の学者たちはそんな彼を相手にもしなかったらしい。でも、彼にはそんなことはどうでもいいことで、欲しかったのは地位や名誉でなく、自らの仮説を証明することだったのだろう、と思っていた。でも、大人になって読み返してみて、あとがきで「どこかに遺されているはずの祖先の一家団らんの場を求めている」という箇所を読んで、子どもの頃、貧しく、一家がバラバラになってしまった相沢さんが求めていたものだったのだ。そして、柴犬がそれがようやく分かる歳になったのだろう。

子どもの頃、崖とか見つけると必ず近寄って、石器とかないか確かめていたのは、間違いなくこの本の影響だった。

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