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書籍「LIFESPAN  老いなき世界」( デビッド・A・シンクレア、マシュー・D・ラプラント 著)

【老いなき世界がもう少しでやってくる?】

普段「人として生まれてやるべきことはやった。もういつ死んでも良い」などと嘯いています。早くに妻を亡くしましたが、二人の子供を立派に……、とは言えないまでもそれなりに育てたし、その一方で多少なりとも意義のある仕事もしたつもりです。

あるいは、M・ウェルベックの小説の主人公が言う「死にたいと思わないまでも、これ以上生きたいとも思わない」に痛く共感します。

しかし、本当はいつ死んでも良いわけじゃなく、これ以上生きたくないわけでもなくて、知力・体力が衰えるなかで、生きる希望を見いだせないだけなのです。この先、生きていても特段良いことがあるとは思えません。そして、脳裏にチラつくのは人生の最後に待つ、あの悲惨な時間。あそこに行く前に死にたい──そう願わずにはいられません。

著者は、老いは病気であるとして、近い将来薬で治せるようになると言います。さらに、寿命が大幅に伸びるだけでなく、死の直前まで健康でいられるようになるとも。もしも本当にそうなるのであれば、一三〇歳まで生きるのも悪くないかもしれません。

しかし残念──。その恩恵にあずかることが出来るのは、今の五〇代以下の世代のようです。

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